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2017年3月9日木曜日

フィボナッチ数の話題

前回, この話題では Fn+1Fn-1-Fn2 =(-1)n を証明したが, 実はもっと簡単の単であった.

n=1の時は

1·0 -1·1=-1
つまり(-1)1 だ.

n+1の時の式は

Fn+2Fn - Fn+12

このFn+2とFn+1の一つを定義により前の2項の和に書き換える.

(Fn+1+Fn)Fn - Fn+1(Fn+Fn-1) = Fn2 - Fn+1Fn-1 = -(-1)n = (-1)n+1

2017年3月2日木曜日

フィボナッチ数の話題

TAOCPのフィボナッチ数の話題(1.2.8)には Fn+1Fn-1-Fn2 =(-1)n というこれも気になる式がある.

1·0-1·1=-1
2·1-1·1=1
3·1-2·2=-1
5·2-3·3=1
8·3-5·5=-1
たしかに.

証明したくなった. 式が沢山でてくるので, Texで書いたものが下である.



式0が証明したいもの. Fnはφとそのハットを使って式1の ように書ける.

式2がそれらの定義だ.

φとφハットの積や比は, 式3と4のようだ.

さて, 式0の左辺に式1を代入したのが, 式5である.

とりあえず 1/√を忘れて, 式6のように第1項を掛ける. 第2項の積は 式7のようになる.

6から7を引くと, 式8が得られるが, 先程保留していた分母の√5が2個ずつ あったので, それで5が消え, (-1)nとなる.

2017年3月1日水曜日

フィボナッチ数の話題

ご存じフィボナッチ数の話だ.

F0=0, F1=1, Fn+2=Fn+1+Fn
と定義され, 初めの方の値は
0123456789
0112358132134

ところでTAOCPの第1巻に,
F3nは2(=F3)の倍数
F4nは3(=F4)の倍数
F5nは5(=F5)の倍数
FknはFkの倍数
と書いてあった.

たしかにF3, F6, F9は偶数だし,
F5と上の表にはないが, F10=55も5の倍数である.

その辺を読んでみると

Fn+m=FmFn+1+ Fm-1Fn

という式があり, これが味噌である.

この証明は簡単だ.

Fn+3=Fn+2+Fn+1. Fn+2にFn+1+Fnを 代入すると Fn+3=2Fn+1+Fn.
この係数の 2はF3だし, 1はF2なので, この式は Fn+3=F3Fn+1+F2Fnになる.

同様にして

Fn+4=F4Fn+1+F3Fnになる.

この4をmにすると上の式になるわけだ.

証明はこんな具合である.

Fn+m+1={Fibonacci数の定義}Fn+m+Fn+m-1. このそれぞれに上の式を代入する.

FmFn+1+Fm-1Fn
Fm-1Fn+1+Fm-2Fn
Fm+Fm-1=Fm+1だし Fm-1+Fm-2=Fmなので, 上の式が得られた.

ところでFnkがFkの倍数である証明も 簡単であった.

Fk=FkだからFkの倍数.
Fk+k=FkFk+1+ Fk-1Fkだからそれぞれの項にFkがあり, Fkの倍数.

FnkがFkの倍数とすると
Fk+nk=FnkFk+1+ Fnk-1Fkとなり, 前の項にはFnk, 後の項にはFkがあり, それぞれFkの 倍数なので, F(n+1)kもFkの倍数である.

面白い.