120クロック毎に打ち出されるグライダーの列があるとする.
(i) 1機目のグライダーが別のグライダーでキックバックされ, 元の方向へ戻る.
(ii) 2機目が戻ってきた1機目と正面衝突し, ブロックを生じる.
(iii) 3機目がこのブロックに衝突して消える.
これを読んでなるほどと思ってもよいが, やはりシミュレートしてみたい.

この図はグライダーの列が右上から左下へ飛んでいるところで,先頭のaがまさにキッバックされる位置にいる. 後続のbとcは120クロック離れている.dはキックバックを仕掛けるグライダーで, 左上から右下へ飛んでいる. その先にイーターEを置く.
この時点のクロックを0としよう.
次の図は, クロック8で, キックバックが終わり,1機目(a)が向きを反転したところである.

この2つの図の間の様子は前回のブログのキックバックの遷移図の0から8である.
その後しばらくしてクロック60では1機目(a)と2機目(b)があわや衝突寸前になる.

クロック66でこの2機はブロックになる.

次はクロック172で, 3機目(c)がブロックに迫る.

クロック176ではブロックと機体の破片だけになり, 次のクロックでは何もなくなる.

この図で右上に見えるeはちょうどキックバックのグライダーが来るのでなければ, 消えることなく左下へ進む.
これで安心して先が読める. この機構を利用し, グライダー列による情報を複製する話にるのだが, それも結構複雑で, Life Gameは万能とはいえ素子があまり単純な故であろう.
うまく動くシミュレーションを眺めるのは楽しい.
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