このブログにドラゴン曲線のことを書いたのは, 1年くらい前のことである.
ウェブでドラゴン曲線の画像を眺めていたら, 4つのドラゴン曲線を組合わせて, 平面を埋めている絵があった. 早速描いてみることにした. 次がその戦果である.
もちろんドラゴン曲線は角で直角に曲がるのだが, 通過の仕方が分かるように, 四角の部屋を丸く掃く居候モードで描いてある.
問題は, それぞれの色のドラゴンが重ならないかということだ.
ちゃんと証明するのは面倒だが, ドラゴン曲線をフラクタルで描くステップを考えると, 当たり前のような気がする.
フラクタルでの描き方は次のようだ.
まず0次の線を赤のように引く. 左から右に向って引いている積りだ.
次に1次の線を青のように, 赤の線分を右に三角形に膨らませるように引く.
2次の線は, 橙のように, 青の線分を最初は右に, 次は左に膨らませる.
3次の線は, 緑のように, 橙の線分を右, 左, 右, 左と膨らませる.
これを適当な次数まで繰り返す.
描画アルゴリズムとしては, n次のフラクタルを描きたいというサブルーチンで始める. 次数が0なら始点と終点を引く. そうでないなら, n-1のフラクタルのサブルーチンを呼ぶのである.
このようにして描いた, 0次, 2次, 4次, 6次は次のとおりである. 8次の図はこのブログ先頭のものだ.
重ならない理由がなんとなく納得出来たであろうか.
ついでに10次と12次の図も示すと次のとおり.
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